陸域測量
基準点測量
直接水準測量
基準点測量には三角測量、多角測量、GNSS測量などがあります。
基準点測量は、位置を明らかにすることを目的として、基準となる位置に点を設置します。基準点測量の方法は、Global navigation satellite system(GNSS)やトータルステーション(TS)などの測量機器を使用して、既に位置が分かっている既設基準点との位置関係を測量により確認するものです。
基準点測量により設置した点を使用して、土木工事や建設工事の位置や範囲を決定する基準となるものです。測量用GNSSは人工衛星や地上のGNSS電子基準点が発信する位置情報を受信するほか、携帯電話回線やWEBサーバを通じてリアルタイムにGNSS補正情報を受信することにより、リアルタイムに位置や高さ情報を取得することができる測量システムです。トータルステーション(TS)は狭い範囲を高精度に測量する際に使用されます。
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基準点の設置
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GNSSを用いた基準点測量
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間接水準測量(TS測量)
高さや地形形状、地物の配置、面積
を把握するための測量
水準測量
基準点(三角点・水準点)を基に、距離や比高差を計測し、路線図や断面図を作成します。
水準測量には路線測量、縦断測量、横断測量などがあります。
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直接水準測量(レベル測量)
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使用機器(オートレベルSDL30)
地形測量・現地測量
基準点を基に、地形(形状)や地物(電柱やマンホールなどの設置物)の配置を計測し、平面図を作成します。
岸線測量も現地測量と類似した内容です。
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岸線測量
用地測量
土地の登記に必要な測量です。
用地測量には地積調査、境界杭設置・確認、境界測量、境界点間測量、面積計算などがあり、
土地の登記に必要な図面を作成します。
写真測量・レーザ測量
基準点に対空標識を設置し、航空機やUnmanned aerial vehicle(UAV:一般的にはドローン)により、垂直写真撮影を行います。
撮影した写真を合成してオルソ補正を行った画像から3次元地形図、平面図、断面図を作成します。
また、カメラの代わりにレーザ計測装置を用いる場合もあります。
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対空標識設置
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UAV写真測量
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航空レーザ測量
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使用機器(UAV)の例